Sailor Chainsaw Haruyama personal blog

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GールデンWーク

世界が100人のAV女優だったら
大坪 ケムタ / / 扶桑社

昨日は"スマックガール"大阪大会にスタッフとして参加。"666"大阪大会以来、2年ぶりのアゼリア大正。結果こそ判定多めではありましたが、音響ホールとして特化した会場の、良い意味での密室感は、他の会場にはない臨場感が味わえて、ジョシカクの面白さの伝わりやすい良い興行だったんじゃないでしょーか。

そんな大阪への移動中に読んだ本がこちら、「世界が100人のAV女優だったら」(大坪ケムタ・編)。有名無名問わず、現在日本で活躍中のAV女優100人から集めたアンケートを元に、その解答を集計・グラフ化、その結果から、いまだファンタジーに包まれた業界に生きる裸の女性たちを丸裸にする~、と言うサブカルチャー的ルポ。

大坪さんの師匠でもある、ライターの安田理央さんはこう言っている。

「AV女優という職業に、過剰な思い入れを期待している人が本書を読むとがっかりするかもしれない。ここにはドラマはない。ただ「普通の」現実がある。しかし、本当にAV女優という職業について知りたいと思ったなら、まずこの本を読むべきだ。」

事実を事実として切り取った結果、「ま~何となく分かっちゃいたけど・・・」と言うファンタジーのベールが確実に一枚剥がされる感覚は、プロレスにおける"シュート活字"の感覚に近いかも。もちろん、いわゆる"暴露本"などと言う類の本では決してはなく、かつてネガティブであった"ステレオタイプ"なAV像を持つ人間に、「AVについてしか知らない者は、AVについて何も知らない」ことを認識させ、さらに正しい現状を伝えて、少なからずAVリテラシーの向上をもたらせると言う、むしろAV布教本であると思った。

が、この多重アリバイから導き出された実態は、過去に例がないと言う点で、AVに興味ある無し関係なく、おそらく業界人ですら、読んだ人間の意識に触れるのは確実で、シュート活字ムーブメントがかつてそうであったように、程度はどうあれAV業界の見え方にパラダイムシフトが起こり得る、ひょっとするとひょっとするかも知れない、生まれながらにしてAV史上に編集点を作ってしまった名著であることは間違いなさそう。結果、AV業界が地盤沈下したとしても。

あと、この本、すんごい読みやすくて、なんでだろ~と思ったんですが、今気が付いた。なんかこの、"リセットした目線"と言うか、フラットな目線で業深きネタを見ると言うのは、デイリーポータルあたりに載ってるコラム読む感覚に近いからかも。

しかし、女子格闘技の興行手伝ったあとにこの本読むと言うのもいかがなものか。
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by cosmication | 2007-04-30 03:34 | [event]イベント