Sailor Chainsaw Haruyama personal blog

illustration by 中川画伯
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6/12 わっしょい!@カルカル
6/16 ヤリマンGP@LPO
6/19 VALKIRIE@有明
6/19 CAGE FORCE@有明
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7/3 「人喰い映画祭」イベント@LPO
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人喰い映画祭 満腹版
ここ数カ月、ガッチリ取り掛かっていた本が今月末に発売されます。その名も『人喰い映画祭【満腹版】』。
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カニバリズムの映画ではなく、「化け物が人を喰う映画」のガイドブックです。超メジャータイトルから超ワゴンタイトルまで、約300本の人喰い映画を一挙解説。表紙は寺田克也さん。

著者はとみさわ昭仁さん。我々世代で言えば、ファミコン神拳の「カルロスとみさわ」その人であり、数々のゲーム雑誌を渡り歩き、さらにポケモンシリーズのシナリオライターであらせられたりする“向こう側の人”なんですが!今回縁あって編集に関わらせて頂きました。

現在のとみさわさんは、この「人喰い映画」をはじめ、「覆面歌手」や「半顔」などなど、ハッキリ言ってこれだけじゃ何のことかサッパリ分からないと思いますが(詳しくはブログへ!)、「1つの視点で2つの物が揃えばコレクションの始まりだ」というご本人の名言通り、とにかく収集癖どころか収集中毒者であり、さらにメモ魔、ファイル魔などの属性も加わった、ナチュラル・ボーン・ライフハッカーであります。

興味のあるものや日々の生活の玉石混合を、選別することなく片っ端から記録・スクラップし、必要な時だけ取り出す。これとみさわさんの説明かと思ったら、Evernoteの説明でした。

そんなとみさわさんのご自宅へお邪魔することもあったんですが、そりゃ面白くないわけがない。最近のコレクションはもちろん、数十年前にとみさわさんが工業系テクニカルライターだった頃の手描きイラストや、カルト人気を誇る戦車RPGの当時の仕様書などなど、仕事そっちのけでビンビン来る資料の数々に悶絶!さらに、今後ドロップされるであろう、秘蔵ネタの触りなども拝見し、全く底が見えない暗闇の恐ろしさを体験しました。

この「人喰い映画祭【満腹版】」は、そんなとみさわさんの一面でしかありませんが、中身は当然映画の話だけにとどまらない、高濃度高カロリーな特殊映画ガイドとなっております。7/3(土)の昼にはロフトプラスワンで出版記念イベントも開催!ゲストもかなりコク深い人選なので、皆様是非ご来場ください。

『人喰い映画祭・満腹版』発売記念トークライブ
〜試食コーナーで腹八分目〜

【出演】とみさわ昭仁(「人喰い映画祭」著者)他、豪華ゲスト多数!
【ゲスト】寺田克也(漫画家)、柳下毅一郎(映画評論家)、とり・みき(漫画家)
【司会】DJ急行、セラチェン春山

2010年7月3日(土)
OPEN 12:00 / START 13:00(15:30終了予定)
新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 TEL 03-3205-6864)
前売¥1500 / 当日¥2000 (共に飲食別)
※『人喰い映画祭・満腹版』持参の方は、500円オフ!
(当日販売ブースにて購入された方も割引対象)
※前売はローソンチケットにて6/1発売!(Lコード:38137)
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by cosmication | 2010-06-15 18:39 | [myself]親の話
【映画評】かいじゅうたちのいるところ
うちの娘は今5歳なんだけど、子どもの成長を親として見続けていると、自分の子ども時代を振り返って客観的に見ているような気になることがある。実際の自分の幼い記憶だと、5歳の頃なんか相当ボンヤリしているけど、おそらく似たようなもんだっただろう。

そんなわけだから、自分の娘が頭の中で何を考えてるのかは、ハッキリ言って大体分かる。赤ん坊の頃は微妙な泣き方の違いで、腹減っただのウンコ出ただの眠いだのを理解しなければならなかったわけだし、言葉や表情で意思疎通出来るようになってからは、より具体的に考えていることが分かるようになった。

『かいじゅうたちのいるところ』の主人公マックスは、多分年齢の割に心は幼い。というか、子どもならではの自制出来ない感情がむき出しだ。その結果、マックスはその幼い衝動から家を飛び出してしまう。

もう、この冒頭の、言う事を聞かない感じのマックスの気持ちは、親として本当によくわかる。うちの娘も似たような行動を起こすし、それは多かれ少なかれ子どもが皆持っている感情でもあるんだろう。もちろん、娘の成長を通して子どもの頃の自分を思い返してみても、似た感情を持っていたことを思い出したりもする。

その後も「かいじゅうたち」と会ってから、妄想の話を本当かのように話したり、言うことをコロコロ変えたりするマックスだけど、これも子育て中の親なら「あるあるwww」と思わせるシーンだ。別にマックスが特別なわけじゃなくて、誰しも子どもは適当なことを言いがちだ。

そういった、大人から見ると理不尽に見える行動でも、子どもは悪意があってやっているわけじゃない。大人とは思考の順番が違うだけで、自制が出来ないだけだ。それは、マックスの感情をひとつずつ振り分けられた「かいじゅうたち」も一緒で、嫌味なことをいうやつも、暴力的なやつも、悪意ではなくただの自制出来ない感情を持っているだけ。ただ、純粋すぎるゆえに強い存在であり、そういった「かいじゅうたち」の幼稚な衝動に、マックス自身も我慢出来なくなり、ついには「かいじゅうたちのいるところ」から出て行ってしまう。

直情的な強い感情を押さえ込むことが、つまり自我の成長ということだろう。「仙一さんのセンダック」でおなじみのモーリス・センダックの原作も主題は子どもの成長にあるものの、そこまでの具体的な描写はない。そういった子どもならではの衝動と成長を緻密に表現出来ている部分は、原作の要素をキチンと等幅拡大しているように見えるし、同時にスパイク・ジョーンズの子育て観も垣間見れたような気がする。

かいじゅうたちのいるところ:★★★★

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あと、同作のエンディングテーマ「ALL is LOVE」を使って北海道旅行のプライベートビデオ『どうぶつたちのいるところ』を制作。密度の濃い3日間の日程を、帰ってきた翌朝に編集して3分ほどに圧縮。『かいじゅうたちのいるところ』を家族3人で観たこと、このビデオを旅行中に意図して作れたこと、旅先での知人たちとの出会いや、それこそ旅行中の子どもの様子など、我ながら本当に何度も何度も繰り返し観ていて、ある境地に辿り着くことのできた、人生のマイルストーン的な作品と言えます。この曲を聞く度に、今年のことを思い出すことでしょう。


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by cosmication | 2010-05-22 03:39 | [myself]親の話
【映画評】アバター
「ネバーエンディングストーリー」という、羽賀研二の日本語主題歌が有名な映画の原作は、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。映画自体はとても好きで、何度か見返した記憶があるが、原作を読むのはそれから数年後のことで、バスチアンの住む現実世界とアトレーユが活躍する物語の世界を、印刷色で分けるという表現方法に、幼いながらも心底感心した。

本を読んで、あたかもその世界に入り込んでいるかのような感覚は、長編小説を読み始めた小学生の頃にとても意識的に感じていて、物語に出入りする感覚が不思議で仕方なかったが、それを「はてしない物語」は演出として逆手に取ったことで、「なるほど、この感覚は本の正しい楽しみ方なのだな」と、妙に納得したことを覚えている。個人的に「本」というメディアを初めて意識したのが、この「はてしない物語」だったかも知れないし、おそらくミヒャエル・エンデも、こうした本を通して読書体験を伝えるための、ジュブナイルだからこそ成立するアトラクション的な教科書として書いたのではなかろうか。

ジェームズ・キャメロンの最新作であり、3D映画元年を飾る代表作「アバター」を観たとき、「これは3D映画の教科書だ!」と思った。

現実世界のバスチアンはスカイピープルのジェイクであり、本の中の主人公アトレーユはナビィそのもの(肌の色が特殊という点も一致)。本を読むことでファンタージェンに入り込むのも、カプセルを通じてナビィに転送されるのも同じシステムと言えるし、もっと言えばそれは映画を観ている者にとって「フルCGで作られた3D世界への転送」でもある。

「はてしない物語」が本に没頭することのメタ表現だったのと同じように、ジェームズ・キャメロンは、3D映画と今までの2D映画は別世界なのだという説明を、「アバター」を通してメタ的に表現した。それこそがこの映画のテーマであり、意義でもある。今後当たり前のようになる3D映画を見るための、アトラクション的な教科書。「アバター」はジェームズ・キャメロン版「ネバーエンディングストーリー」であると断言する!

アバター:★★★★
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by cosmication | 2010-04-27 02:44 | [myself]親の話
Titty Twister
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やや早い父の日と言うことで、日帰りで実家に帰省。家出たとたんに、凄まじい豪雨。非難して5分ほど雨宿りするも埒あかず、思い切って子供抱いて駅までダッシュで突入。傘がまったく役に立たない嵐の中、やっと駅まで辿り着いたところで、アッサリ雨あがるパターン。

実家では特に何するわけでもなく、娘寝たところで、TV見ながらゴロゴロ。なんか引っ掛かる映画やってるな~と思ってしばらく観てたら、「フロムダスク・ティルドーン」だった。冒頭のシーン(酒屋に保安官が来るシーン)はすっかり忘れてたけど、タランティーノの書くどーでもいい会話シーン(シリアルの食いすぎは良くないとか)はやっぱり最高だわ。

基本的にバイオレンスやスプラッタな映画はダメな嫁も、さすがにこの映画にはバカ負けした模様で、珍しく面白がって観ていたところで、娘が起きる。さすがに娘にこれは見せにくい。
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by cosmication | 2007-06-10 22:00 | [myself]親の話
いのちの星のドーリィ
それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ
/ バップ

土曜の午前中はビデオ屋へ行って、「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」、「リトル・ミス・サンシャイン」、「ガンバの冒険」1巻を借りてくる。

「いのちの星のドーリィ」は06年公開の、劇場版最新作。過去の劇場版も、娘と一緒にほぼ全作品観てるけど、ここ数年('03の「ルビーの願い」あたりから)、かなり大人の視点も意識した作りになっていて、子供向けと身構えずとも普通~に面白い。

特に、前作「ハピーの大冒険」は、劇場版の"ウリ"でもある、「TV放映版の定番ルーチンを崩す」という部分をさらに一周させ、「悪を倒すことだけが強さではない」と言う、バイキンマン誕生以前の、根底的なアンパンマンの「正義」をテーマに、いつもTV放映版でやっている"アンパンマンの仕事"を1つずつ丁寧に追って、「破れたマントはバタコさんが縫う」と言うような、セルフパロディと言うか、どこかメタフィクション的な見せ方もあって、その劇画的な重さに、見ていてちょっとショックを受けてしまったほど。

そんな作風が続く中で、今作「いのちの星のドーリィ」はと言うと、改めて「アンパンマンの主題歌」の意味を問うと言う、これまた原点回帰な内容。「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」。自分の存在意義とは?何故アンパンマンは村の平和を守っているのか?命を吹き込まれた人形・ドーリィが陥るアイデンティティ・クライシス!

未就学児の子供に対しては、重すぎるテーマだよ!オレでも考えたことないよ。しかし、これまた普通~に面白かった。キーとなる「いのちの星」が、アンパンマン誕生のきっかけでもあった、と言う設定を掘り起こしたアイデアが素晴らしい。「いのちの星」のギミックも、子供に分かりやすいようで、観終わった後でしばらく娘と「いのちの星」ごっこ。

大人向けの視点と言いつつも、話としては単刀直入な分、問答無用で感動してしまうところはあるな。

また、毎回劇場版では、レギュラーキャラが全滅してしまうような絶体絶命のピンチに、なんだかんだで「焼きたての顔でアンパンマン復活!」と言う、最強の定番で〆るのだが、今回はそれも覆されていて、その展開から話の結末に流れる様は、サプライズと感動が上手く組み合って、非常~に美しかったな。

劇場版「クレヨンしんちゃん」はよく評価されるのと比べて、劇場版「アンパンマン」はあまり観られていないような気がするけど、負けず劣らず面白いと思うので、興味ある方は是非。
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by cosmication | 2007-06-09 22:00 | [baby]こども